こんにちわ。

今回は、前回に引き続き椅子のリペアのお話し。

実は椅子の座面張りを覚えたのはつい最近。

アパレルのデザイナーをやっている友人との

何気ない会話からでした。

その為、

調べに調べ、

道具と資材を集め、

自宅で使わなくなったダイニングセットの

張り替えで練習したりもしました。

（もう販売済みですが）

さて、今回は強敵(笑)

数年前購入した古民家の台所で見つけた、

昔大衆食堂でよく見かけたコレ。

いまでも昔ながらのお店にはありますよね。

痛みもあり、普通なら即廃棄といったところでしょうが、

ある日じっと眺めていたら、

アレ？

案外フレームのシルエット等は洗練されている。

表面の赤いビニールシートと、

フレームのべた塗感が、

これはこれで昭和レトロで良いですが、

少しチープな感じを出してるのでは？

と、思いリペアを試みることに。

まずは解体。

座面や背もたれの様子は

ダメですねこれは(笑)

シートの汚れはもちろんですが、

中の板も湿気で膨らんでいます。

型をとって板から作り直します。

切り直した板に今回は青いフェイクレザー。

もちろん中のスポンジも新しいものに交換。

背もたれの裏の鋲もアンティーク調のものに交換しました。

フレームは表面を削って塗装をはがし、

傷んだ部分を補修。

数種類の着色と研磨、

コーティングででヴィンテージ調に仕上げます。

傷んだビスも新しいものに交換し、組み立てて、

完成。

シルエットが良く、

下地の木も剥いでみると良い雰囲気。

発色も思いのほかよかったので、

いい感じに仕上がりました。

これらの経験を生かして

自分の作品に昇華していければと思います。

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